基礎工事

基礎工事

送電線のルートが決まると、適切な間隔でそのルート上に鉄塔建設地が設定されます。
その建設地の田畑や山岳地などの地盤調査が行われ、建設地が決定されます。この建設地に掘削機などの資機材を投入し、掘削工事が始まります。

※資機材は次の方法で運搬します。

  1. 直搬による方法(車両が往来できる仮設道路を作る)
  2. 索道による方法(ケーブルカー等のワイヤー設備を利用する)
  3. ヘリコプターによる方法(ヘリ基地からヘリコプターを運用させる)
  4. モノレールによる方法(レールを仮設しその軌道上を走らせる)

掘削形状は、電圧、角度、資質、地形等によって異なりますが、一般に4箇所(脚)をパワーショベル等の機械や人力で掘削します。また、基礎の形状により逆T、深礎、マット、鋼管杭などの種類があり、1脚あたりの深さは3m~25m位までになります。
掘削作業が終わると鉄筋を配し、基礎材を入れ込みコンクリートを流し込みます。コンクリート養生期間が終わると掘削地を埋め戻し、原地形に近い形に敷地内を復元します。
ここまでの工程を基礎工事と呼んでいます。