架空線工事

鉄塔が組み終わると、適当な基数(5基~10基)単位で電線を張っていきます。この工事を架線と呼び、もっともわが社が得意とする分野です。
最初のパイロットロープ(ナイロン系のロープ)を鉄塔間に渡し、細いロープから順次太いサイズのワイヤーに引き換えていきます。
引っ張る場所を「エンジン場」、ワイヤーや、電線を送り出す場所を「ドラム場」と呼んでいます。 この両端のドラム場、エンジン場を挟んだ各鉄塔には専門の電工が配置され、ワイヤーや電線を巧に交わしながら電線をがいし位置に取付けていきます。
鉄塔間の電線の触れ止め等の付属品は、宙乗り器(電線に取り付けた籠)に乗り、まさに天空人となって作業を行います。

架空線工事